日本酒の歴史についてのご紹介です。
日本酒は紀元前4世紀頃の縄文末期から弥生時代にかけて誕生したと云われております。中国から伝来した稲作が広まっていく中で米を原料とした酒造りが誕生しました。
この頃は「口噛み酒」という製法でしたが、奈良時代(700年代)に神様にお供えしていた糀菌が繁殖した飯を使って仕込んだお酒が甘くて旨いお酒になったのがきっかけで、糀カビ=日本の国菌である黄糀菌(アスペルギルス・オリゼー)を利用し始めました。
火入れの技術は室町時代(1300年代)、細菌学者パスツールがワインの保存性を高める為考案した殺菌火入れに先駆けること約300年。この頃に酒税課税が始まりました。
生産量アップのための大型木桶導入など合理化が加速したのは安土桃山時代(1570年頃)。
日本酒が産業化したのは江戸時代(1600年代)となっております。
創業が江戸時代の酒蔵が多く、弊社も1600年代に九州の松浦郡(今の長崎と佐賀の海側)から北前船で加賀山中温泉に渡り、安永元年(1772年)より酒造業を始めました。
自然との対話で製法を確立してくださった先人の皆様に感謝しております。
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